インプラント治療は、失われた歯のあごの骨にインプラント(人工歯根)を埋め込み、その上に人工歯をかぶせる歯科治療です。 インプラントを埋め込むあごの骨の周辺には、重要な血管や神経があり、これらの組織を傷つけることなく手術を成功させなければなりません。そのため、優れた技術と豊富な経験を持つ歯科医師から治療を受けるのが望ましいといえます。 当院でインプラント治療を担当するのは、この分野で10年以上(※)にわたって治療経験を積み、「ITI日本支部公認インプラントスペシャリスト」の資格も持つ院長です。同資格は、国際インプラント・再生医学会「ITI」が定めている独自の認定制度であり、治療の技術・知識・実績を認められた歯科医師だけが取得できるものです。 ※2024年現在 ※インプラント手術後に、痛みや腫れ、出血、合併症などを引き起こす可能性があります。 ※インプラントは見た目や噛む感覚がご自身の歯と異なる場合があります ※手術後にメンテナンスを継続しない場合、インプラントが抜け落ちる可能性があります。
歯を失った際の選択肢として、インプラント治療が適用できない方もいらっしゃいます。 インプラント治療を受けられない主な原因は、インプラントを埋め込む部分に十分な骨がないことです。 インプラント治療のスペシャリストである当院の院長は、「GBR(骨誘導再生)」「サイナスリフト」「ソケットリフト」など、骨を増やす治療を複数ご提案することが可能です。 インプラント治療はできないと言われた経験をお持ちの方でも、当院なら治療できるかもしれません。どうか諦めず、一度ご相談ください。
骨に厚みや高さが足りない場合に行う治療です。歯ぐきを切開し、骨が足りない部分に自身の骨または人工の骨を注入し、メンブレンという専用の人工膜で覆って骨の再生を促します。
上あごの骨の厚みが足りない場合に行います。上顎洞の位置(小鼻の横)の歯ぐきを横から切り開き、中に人工骨(骨補填材)や移植骨を入れて骨を増やす治療法です。
上あごの骨を増量する治療です。インプラントを埋め込む部分の歯ぐきを切開し、中に人工骨(骨補填材)や移植骨を入れて骨の量を増やします。インプラント埋入と骨造成を一度に行えます。
※手術後に、痛みや腫れ、出血、合併症などを引き起こす可能性があります。
※個人差により、予定量の再生ができない場合は再手術が必要になる場合があります。
※組織が再生するまで数カ月の期間がかかります。
インプラントの手術中、誤って神経や血管を傷つけてしまうと、重大な事故につながりかねません。当院では、歯科用CTとシミュレーションソフトによる検査を実施し、あごの骨の厚みや高さ、神経・血管の位置を把握した上で治療計画を立案します。
事前のシミュレーション通りに精密に埋入するために使用するのが、3Dプリンタで作製されるサージカルガイドです。このガイドを使用することで、従来のインプラント治療で必要だった歯ぐきの切開が不要になり、患者さまの負担を大幅に減らすことができます。
当院ではインプラント手術の際、歯科用顕微鏡「マイクロスコープ」を活用しています。マイクロスコープは、肉眼の5~20倍にまで患部を拡大して確認できる、日本ではまだ導入している歯科医院が少ない先進の機器です。精密かつ安全性に配慮した手術が実現できます。
院内感染を予防するため、当院では、インプラントの手術は専用のオペルーム(手術室)で行っています。オペルームはほかの治療スペースと分けられているため、空気感染を防ぎ、清潔な環境での手術が可能に。また、患者さまのプライバシーにも配慮できます。
院内感染を防ぐため、当院では手術に用いたグローブ(手袋)、マスク、ガウン(着衣)、手術器具を置くトレーは手術後、すぐに廃棄しています。使い捨てにできない器具は、汚染の原因となる血液や唾液を十分に洗い流し、ヨーロッパ最高基準の「クラスB滅菌器」で徹底的に滅菌しています。
インプラントはむし歯にはなりませんが、「インプラント周囲炎」と呼ばれる歯周病にはかかります。 むしろ、歯周病にはご自身の歯以上にかかりやすいといえます。歯周病の症状が進むと、歯ぐきやあごの骨が炎症を起こし、手術で入れたインプラントが抜け落ちてしまうケースもあります。 このようなリスクを回避するには、インプラントの治療が終了した後、天然の歯以上に丁寧なメンテナンスを欠かさず行うことが重要になります。「インプラントが長持ちするかどうかはメンテナンス次第」と言っても決して過言ではありません。 当院では、一人ひとりの患者さまへ歯科衛生士を担当者としておつけし、インプラント治療後のメンテナンスをご提供しています。定期メンテナンスの際には、担当の歯科衛生士がお口の中のクリーニングを行い、ご家庭での歯磨き方法について丁寧に指導いたします。
インプラント治療は、健康保険が適用されない自費診療になるため、高額な治療費が必要となります。「高い費用を支払って治療しても、すぐダメになってしまったらどうしよう」と不安を感じている患者さまが安心して治療にのぞんでいただけるように、当院ではインプラント治療に対して保証期間をご用意しています。 ご満足いただける治療をご提供できているという自負があるからこそ、責任を持って保証をおつけすることができるのです。 ※保証の対象は、当院で定期的にメンテナンスを受けていらっしゃる方のみです。 ※保証の内容・年数は、インプラント治療を受けてからの経過年数及びお口の状況によって異なります。詳細はお問い合わせください。
レントゲンや歯科用CTで、歯やあごの骨の状態を調べます。
お口の状態をご説明し、治療計画をご説明します。
インプラント本体をあごの骨に埋め込む手術を行います。
インプラント本体の上に人工の歯を装着します。
インプラントを長持ちさせるために、定期的な検診をおすすめします。
5~7回程度
入れ歯は、むし歯や歯周病により失ってしまった歯を補う治療法の一つです。歯が抜けたまま放置しておくと、噛む力が低下するだけでなく、残ったほかの歯に負担がかかり、やがて歯が傾き、噛み合わせにも影響が出てしまいます。 入れ歯は、インプラントやブリッジに比べ、広範囲の噛み合わせを一気に回復できるという点で有効な治療です。極端な話ですが、たとえば、上あごの歯をすべて失った場合、全部をインプラントで補おうとすると、費用はもちろん手術も大がかりなものとなり、患者さまへの身体的負担が非常に大きくなります。入れ歯ではそのようなことはありません。
入れ歯には、保険適用の入れ歯のほか自費の入れ歯にも多くの種類があり、費用も大きな差があることから、患者さまは一体どれがよいのか迷ってしまうことでしょう。 当院では、検査結果や患者さまのライフスタイル、ご希望を伺い、費用を含めて患者さまにもっとも合った入れ歯をご提案いたします。治療回数、治療期間についても丁寧に説明を行い、ご納得いただいてから治療をスタートしています。また治療中も、必要に応じて進行状況をご説明いたします。
保険よりも自費治療の入れ歯のほうがいいといったイメージが広く浸透しているようです。確かに自費の入れ歯はメリットが多く、快適に使用できますが、入れ歯を支える歯ぐきの状態が悪ければ、機能を存分に発揮できません。 歯科治療も建築と同じで、まずは基礎をしっかり固めることが大切と当院は考えております。むし歯や、歯石の付着・歯肉の腫れなどの歯周病症状が見られる場合はまずそちらの治療を行い、お口の中をよい状態に整えてから入れ歯治療をスタートします。
入れ歯を検討される患者さまは、ある程度、年齢を重ねた方が多く、将来、介護が必要になったときにケアがしやすいかどうかも、入れ歯を選ぶ視点として大切なことだと当院は考えております。 たとえば固定式の入れ歯は、しっかり噛めることから患者さまの満足度も高いのですが、取り外しができないため、細部までケアがしづらいといったデメリットもあります。 その点、取り外しができる入れ歯はケアがしやすく、仮に自分でできなくなったとき、介護者の方にケアしてもらうのも容易で、口内の衛生を保つことができます。
歯を並べる床の部分がピンク色のプラスチックでできた入れ歯です。
ご自身の残存歯に金属のバネ(クラスプ)を引っ掛けて固定する入れ歯です。
保険の入れ歯ではプラスチックで作られる入れ歯の土台部分を、一部金属に置き換えた入れ歯です。当院では主にコバルトクロム義歯を提供しています(金素材は扱っておりません)。
装置ひとつで275,000~330,000円(税込)
※本数、片顎、上下額によって変動あり
金属のバネ(クラスプ)がない部分入れ歯です。審美性に優れますが、その分、強度が劣ります。当院ではノンクラスプデンチャーの見えない部分にメタルのフレームを入れ、見た目と機能の両立を実現しています。
装置ひとつで330,000円(税込)
自身の歯ぐきではなく、歯ぐきに埋め込んだインプラントを支えにした入れ歯のことです。部分入れ歯でも総入れ歯でも適用できます。
1,000,000~2,000,000円(税込)
レントゲンや歯科用CTを用い、歯やお口全体の状態を調べます。
お口の状態をご説明し、治療計画をご案内します。むし歯や歯周病がある場合は、入れ歯作製より優先して治療を行います。
お口の状態や動きを把握するための歯型取りを行います。その後、噛み合わせの高さや位置などを決めるための歯型取りを行います。
ワックス製の仮の入れ歯に人工歯を並べたものを試着し、最終的な歯並びや噛み合わせの状態を確認し、調整を行います。
ワックスだった部分を最終的な材料に置き換え、入れ歯が完成します。完成した入れ歯をお口に装着し、微調整を行います。
時間経過とともに入れ歯に違和感が出ることがあります。快適な使い心地を維持するために、定期的なメンテナンスが必要です。